新潟では馴染みのある「へぎそば」。四角い器のへぎ板に載せて提供される「へぎそば」。そのへぎ板を作る際に「木をはぐ(剥ぐ)」がなまり、へぐ、へぎと言葉が変わっていき「へぎそば」と呼ばれるようになったと言われています。
新潟県中央区にある「越後へぎそば処
粋や(いきや)」では、素材一つ一つを厳選し、つなぎに布海苔を使用した香り高い蕎麦をご提供いたします。
生地には、北海道産「きたわせ」と自家栽培の蕎麦粉を使用し、当店の特徴ともいえる香り豊かな布海苔でつなぐこだわりが隠されています。合わせるかえし(蕎麦つゆ)は、鹿児島県枕崎産のかつお節をベースに村上産の醤油や佐渡産の醤油を加えた、老若男女が親しめる味わいです。
気温や湿度、日々変化する食材の状況を見極め、常に美味しい蕎麦をご提供する。それこそが、蕎麦職人の腕の見せ所だと考えております。機械だけでは成り立たない、手仕事の良さを「越後へぎそば処 粋や(いきや)」の蕎麦を通して感じていただけますと幸いです。
機械だけでは成立しない当店の蕎麦。約1ミリ幅の蕎麦は、喉越しの良さを追求した結果。手ごねで日々変化する生地の状態を把握し、水分や寝かせる時間を調整します。
不純物を取り除く作業。1ミリ単位の布海苔のかけらも見逃さない職人技で、丁寧に時間をかけて除去していきます。この作業を怠ると蕎麦が切れ、当店の「へぎそば」は完成しません。